朗読の会「海の音」第19回定期朗読会 「大空襲三一〇人詩集」
開催日:2010年8月7日
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土)
開催場所:神奈川県 藤沢市労働会館ホール(藤沢市本町1-12-17)
時間:14時00分開演
料金:1000円
関連web: カナロコ (http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1008040037/)
内容:藤沢市民らでつくる朗読の会「海の音」は7日、同市本町の市労働会館ホールで第19回定期朗読会を開く。今回取り上げるのは、空爆詩の集大成ともいえる「大空襲三一〇人詩集」(コールサック社刊)。「愚直といわれても、戦争の真実を語り継いでいきたい」と、本番を前に最後の練習を4日夜、同市役所内で行った。
同会は1985年12月、「語りのセミナー」(同市教育委員会主催)の修了者による自主勉強会として発足。92年から毎年8月に定期朗読会を開き、戦争のむごさと平和の大切さを訴えてきた。これまでに取り上げた作品の作者は、作家野坂昭如さん、詩人宗左近さん、詩人石川逸子さんら多岐にわたる。
今回取り上げる「大空襲三一〇人詩集」は、昨年3月に刊行された話題の作品。無差別爆撃の原点を問い、国内だけでなく中国・重慶、スペイン・ゲルニカ、ベトナム、イラク、パレスチナと全世界の空襲被災地にスポットを当てている。「海外/戦中」「東京」「関東」など9章で構成。
この中から34編を選んで、同会のメンバーが朗読する。「人が死ぬのに 空は あんなに美しくても よかったのだろうか 燃えていた 雲までが 炎あげて あんな大きな夕焼け みたことなかった(略)」(吉原幸子さん「空襲」より)
同会の永峯美恵子さんは「今回は立場を変えてみた”戦争の事実・真実”をも取り上げているつもり。知ること、知らせることが平和への第一歩だと信じて、練習に励んできた」と語る。
定期朗読会は7日午後2時開演。大人1千円、中・高校生500円。問い合わせは、永峯さん電話0466(22)0098。