戦争の悲惨さ語り継ぐ 8月8日長崎で平和朗読会
開催日:2009年8月8日
(
土)
開催場所:長崎県 長崎市若草町 カトリック城山教会
時間:14時30分開演
料金:0円
関連web: 西日本新聞 (http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/105195)
内容:長崎の元民放アナウンサーたちが平和を祈る朗読会を「長崎原爆の日」前日の8月8日、長崎市若草町のカトリック城山教会で開く。27日、元アナウンサーや市民が、本格的な練習を行った。
朗読会は昨夏、被爆2世の東島真奈美さん(50)=同市=ら長崎の元民放アナウンサー4人が、元TBSアナウンサーの今井登茂子さん(72)=東京都=主宰の朗読グループ「東京水の会」などと開催した。聴衆から「私も読みたい」との声が上がり、東島さんなど県内外の18人で「ながさき水の会」を3月に結成、2回目の朗読会を開くため、練習を重ねている。
ながさき水の会は当日、長崎市の城山小で被爆死した娘を悼み、母林津恵さん(故人)が桜を植えた物語「かよ子桜」を朗読する。この日、メンバーたちは津恵さんが登場するドキュメンタリー番組を鑑賞し、東京から駆け付けた今井さんの指導を受けながら、登場人物の思いを届けられるように声を絞り出した。
本番で今井さんは自身の戦争体験記を朗読。東京水の会のメンバーは、鹿児島・知覧の特攻隊員たちから母と慕われた食堂経営者鳥浜トメさんと隊員の交流をつづった物語「ホタル帰る」を読む。
今井さんは「平和のために何をすべきかを考えるため、朗読を通じ戦争の事実を伝えたい」と話している。朗読会は午後2時半から。入場無料。ながさき水の会=095(848)0838。
=2009/06/28付 西日本新聞朝刊=