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寮美千子『夢見る水の王国』出版記念朗読会@金沢

開催日:2009年6月27日 (
開催場所:石川県 金沢文芸館(川県金沢市尾張町1丁目7-10)
時間:18時00分開演
料金:100円
関連web: 寮美千子公式サイト HARMONIA (http://ryomichico.net/)
内容:
寮美千子『夢見る水の王国』出版記念朗読会@金沢
日時:6月27日(土)  18:00~20:00
場所:金沢文芸館
〒920-0902 石川県金沢市尾張町1丁目7-10
電話 076-263-2444
料金:百円(お茶・お菓子つき 特製絵はがきプレゼント)
主催:金沢文芸館
後援:北國新聞社

泉鏡花文学賞・受賞後初の長編ファンタジー小説『夢見る水の王国』上下巻が
5月28日、角川書店より発売になります。
これを記念して、泉鏡花ゆかりの金沢にて、出版記念朗読会を開催します。
本をご持参の方には、サインをします! 
特製絵はがきも、もれなくプレゼント。よろしく!

プログラム
6時~   朗読「夢見る水の王国」
6時半~  作家トーク「ファンタジーの力」
7時~8時 質疑応答&茶話会

第33回泉鏡花文学賞受賞作家・寮美千子氏の、受賞後はじめての長編小説「夢見る水の王国」。地元誌「アクタス」に2年3カ月連載されたこの作品が、単行本になりました。金沢から生まれた新しい作品を記念して、作家自身による朗読とトークの会を開きます。作家と語る茶話会もご用意しておりますので、気軽におこしください。

寮美千子
1955年、東京生まれ。2006年より、奈良在住。1986年、毎日童話新人賞最優秀賞。2005年、『楽園の鳥 カルカッタ幻想曲』(講談社)で第 33回泉鏡花文学賞。詩、絵本、ジュブナイル小説などで活躍。テーマは、天文学、先住民文化、環境問題と多岐にわたる。新作『夢見る水の王国』(角川書店)は傷ついた心の世界を旅する少女の、癒しのファンタジー小説。『楽園の鳥』の作中作でもある。

【『夢見る水の王国』帯文より】

▼東 雅夫(アンソロジスト/文芸評論家)
読み進めるにつれて読者の世界観が一変してしまう――そんな力を秘めた物語こそ、本物のファンタジーなのだと私は思う。澄明な驚きと旅への憧れに満ちた『夢見る水の王国』は、その最新にして最深の実例に他ならない。

▼金原瑞人(翻訳家/評論家)
いつの間にか「剣と魔法の物語」になってしまった「ファンタジー」は、もともと幻想小説をさす言葉だった。寮美千子の新作は、そのことを鮮やかに思い出させてくれる。
この作品は、最近、妙に薄っぺらくなってしまったファンタジーを、もともとあった場所に力強く引き戻してくれた。
ファンタジーがファンタジーとして瑞々しく輝いていた時代があった。この作品は、そんなことを思い出させてくれる。
ゆるやかに広がり、きりきりと胸に迫ってくる、寮美千子の最新作。ファンタジーが美しい牙をむいてこちらをにらんだような気がした。

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