櫛部妙有朗読会 泉鏡花作 高野聖
開催日:2009年10月24日
(
土)
開催場所:東京都 衎芸館(荻窪駅南口より徒歩7分)
時間:13時30分開演(13時00分開場)
料金:3000円
関連web: 朗読家 櫛部妙有公式サイト (http://kushibe.modalbeats.com/)
内容:櫛部妙有朗読会 泉鏡花作 高野聖
宗門名誉の説教師が、真冬の宿で語り聞かせた真夏の出来事
会場 衎芸館(かんげいかん)
〒157-0051 東京都杉並区荻窪3-39-14
Tel/Fax 03-5347-2668
駐車場はございません。車での来館はご遠慮ねがいます。
日時 二〇〇九年一〇月二四日
開場 一三時
開演 一三時三〇分
チケット 三、〇〇〇円(当日三、五〇〇円)
構成 如月貴春
音楽 高橋通
朗読 櫛部妙有
琴 高橋澄子
尺八 川俣仁
お問い合わせ オフィス貴香・櫛部 042-973-6966
不思議や、唄つた時の白痴の其の清らかな涼しい声といふ者は
・・・・・・私は畏まつて聞き果てると、何か胸がキヤキヤしてはらはらと落涙した。すると婦人は「貴僧は真個にお優しい」といつて、得も謂はれぬ色を目に湛へてぢつと見た。私も首を低れた、むかうでも差俯向く。戸外は恰も真昼やのう、月の光は開け拡げた家の内へ、はらはらとさして紫陽花の花の色も蒼かつた
『高野聖』の物語の要は、この場面にあると思うのです。
外見に惑わされず、人の心が真っすぐ通じた時の静かな美しさ。
鏡花は青い紫陽花が好きでした。そして、心映えの美しさを尊んだ「義」の人だと、私は思っています。
妙有 談