白石加代子「百物語」シリーズ第二十八夜
開催日:2011年1月16日
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開催場所:神奈川県 グリーンホール相模大野(相模原市南区相模大野4-4-1)
時間:16時30分開演(16時00分開場)
料金:4500円
関連web: グリーンホール相模大野 (http://www.hall-net.or.jp/01greenhall/index.html)
内容:白石加代子「百物語」シリーズ第二十八夜
池波正太郎「剣客商売 天魔」
幸田露伴「幻談」
公演日 2011 年1月15日(土)・16日(日)
時間 15日 /18:30開演 16日/16:30開演 ※各回開演の 30分前に開場
会場 グリーンホール相模大野
内容
グリーンホール相模大野で第一夜から上演している白石加代子「百物語」シリーズ。今回ももちろん新作。厳選された二本で皆様を百物語の世界へ誘います。
今回で92話を数える本シリーズ。いよいよ“百”へのカウントダウン開始です!
舞台には白石加代子ただひとり。朗読という枠を超えた、立体的な語りと動きの上演で人気を博しています。
白石加代子の「百物語」。それはニューヨークでも絶賛された、ワン・ウーマンショー。
心を陶酔させる幽玄の世界―。
どうぞ心ゆくまで時代に酔ってください。
料金 全席指定4,500円
プレイガイド チケットMove電子チケットぴあローソンチケットイープラス
お問い合わせ チケットMove 042-742-9999
池波正太郎「剣客商売 天魔」
没後、20年が経つがいまだ人気が衰えない池波正太郎の人気シリーズ「剣客商売」の中でも特に怪談めいた不気味さをたたえた一品。
音もなく小兵衛の前に現れ、「秋山先生に勝つために、8年ぶりに帰ってきた」、役者姿の異形で矮躯[わいく]な笹目千代太郎はそううそぶいた。その笹目千代太郎を、無敵の秋山小太郎「外見はやさしげな若者だが中身は怪物」と評した。
ムササビのように宙に舞い、奇声を発しながら、非情の魔剣は次々と道場を襲い、相手を一撃のもとに殺していく。
それを迎え撃つ、秋山父子。
かくして、その勝負の行方は?
ワクワクドキドキ、手に汗しながら見事な展開に息をのむ。
幸田露伴「幻談」
釣り人と船頭が、水面から突き出たり没したりしている釣竿を見つける。近づいてみると釣竿の根元には溺死者がいて、竿をしっかりと握りしめている。しかし、造作の良いその竿に心惹かれた二人は、溺死者から竿を頂戴して帰る。
翌日、その竿を使うとどんどん魚が釣れる。そのうち日が落ちかけて薄暗くなったところへ、昨日と同じ場所で細い棒がヒョイヒョイと浮かんでは消えているのが二人の目に入る。
もう一度確かめてみようにも、辺りは急速に闇に包まれて何も見えない―。
言葉そのものが心ときめく、それが幸田露伴の「幻談」である。
斎藤茂吉は「このくらい洗練された日本語はない」と絶賛した。
そこにあるのは、心を陶酔させる幽玄の世界である。
その幻想の極みへ、鴨下信一と白石加代子が観客を誘う・・・。