井上ひさし追悼 こまつ座第九十一回公演公演 『水の手紙』『少年口伝隊一九四五』
開催日:2010年11月18日
(木)
開催場所:東京都 新宿南口・紀伊國屋サザンシアター
時間:14時00分開演、19時00分開演
料金:6300円
関連web: こまつ座 (http://www.komatsuza.co.jp/)
内容:井上ひさし追悼
こまつ座第九十一回公演公演
『水の手紙』『少年口伝隊一九四五』
井上ひさし・作 栗山民也・演出
井上ひさしが残した二つの朗読劇
ダイナミックな構成で水をテーマに自然との共生を訴えた『水の手紙』
原爆投下直後のヒロシマの三人の少年を描いた『少年口伝隊一九四五』
この異なる二つの作品を、井上ひさしの祈りをこめたラブレターとして、皆さまにお届けします。さらに作者とこまつ座ゆかりのゲストをお招きして、井上ひさしへのラブレターを語っていただきます。
井上ひさしの魅力をふんだんに盛り込んだ追悼公演、ご期待下さい。
出演
青木花 岡野真那美 河合杏南 熊坂理恵子 滝香織 辻村優子 藤井咲有里 吉田紗和子 吉田妙子 渡辺樹里
宇井晴雄 金成均 窪田壮史 香原稔彦 西原康彰 竹田桂 長元洋 西村壮悟 山本悠生 米川貴久
群読のために
『水の手紙』
今、世界中からの水についてのニュースや報告が集まってきています。そのほとんどは、水の異常な現象についてです。これは世界の水は危機に瀕しているのではないか?
その一方、ヒトの身体の六十%は水でできています。トマトはその九十%が、サカナは七十五%が水でできています。そして地球そのものが水惑星といわれています。だからこそ、水の問題は私たちだけの問題ではなく、地球そのものの問題なのです。
「水とともに生きねばならない」と井上ひさしは訴えます。水と人間の共生を謳った作品です。
ヴィオラ演奏/徳高真奈美
朗読劇
『少年口伝隊一九四五』
昭和二十年八月六日、原子爆弾が広島の上空で炸裂した。一瞬にして広島は壊滅、かろうじて生き延びた英彦・正夫・勝利の三人の少年は、やはり運よく生き延びた花江の口利きで中国新聞社に口伝隊として雇われる。三人の少年は、人々に新聞を口伝しながら、大人たちの身勝手な論理とこの世界の矛盾に気がついていく。やがて敗戦。
連合軍が広島に進駐し、戦後が始まろうとした。しかし正夫が原爆症を発症、ひょんなことから手榴弾を手にした勝利はある決意をする。そこへ戦後最大級の台風が広島を襲うことになる。
ギター演奏/宮下祥子
協力 新国立劇場演劇研修所
2010年 11月12日 (金) ~ 11月21日 (日)
新宿南口・紀伊國屋サザンシアター
入場料 6,300円(全席指定・消費税込み)
学生割引 4,200円
*学生割引:中学、高校、大学、各種専門学校ならびに演劇養成所の皆様を割引いたします